『LA CEPA』高田馬場:スペインに行きたい男と感動のガスパチョの邂逅【バル辛September〜高田馬場で待ってる!〜】
スペイン。
それは私、ピータン木綿が旅行で一番訪れたい国である。
私は海外渡航経験が無い。
初めての海外旅行は一発覚悟を決めてスペインにするか、近くの行きたい国台湾で済ませるか、結構迷っていたりする。
続きを読む『克ッ 高田馬場』高田馬場:居酒屋のご主人が作る、こだわりのスパイスカレーが凄すぎる!【バル辛September〜高田馬場で待ってる!〜】
肉と日本酒。
人々を惹き付けて止まない、魔性の組み合わせ。
そもそも僕は日本酒が好きだ。
パンダラボッチは根っからのワイン好きだが、僕は日本酒。
麻布十番の「赤星とくまがい」で日本酒と料理のペアリングの妙を体験して以来、酒を一口飲んでから、そのお酒に合いそうな料理を予想して頼むようにしている。
何故なら、単に楽しいからだ。
この夜は、どうしても肉と日本酒の組み合わせを楽しみたくて、バル辛参加店舗のリストとにらめっこ。
決めた。
鴨と日本酒だ。
ここ『克ツ 高田馬場』では、豪快に鴨を頂けるらしい。
取り敢えず日本酒を頼む。
記憶によれば、頼んだ日本酒は「東洋美人」だったはずだ。
お通しはレバーペースト。
この濃厚な旨味が堪らない。
東洋美人のパイナップルのような華やかさは、鴨や羊といったワイルドな旨味との相性が良いと思い、おすすめの中からいくつか頼む。
まずは「京鴨つくね」を。
ワイルド。
焼き上げた香ばしさと鴨の甘い脂の香りが、ビジュアルと共に脳の視床下部を刺激する。
かぶりつくと鴨の旨味が溢れだす。
今まで食べたつくねの中でも、最上級の旨さ。
お次は「ラムロースタタキ」。
間違いない、これは大人気のはずだ。
臭みがなく、旨味が凝縮されたラム肉を、ポン酢でさっぱり頂く。
刺激が欲しいときは、ちょこっと茎わさびを乗せて。
僕はラム臭いのも大好物だが、日本酒に合わせるならこのくらい上品な方がベターなのかもしれない。
次は、お待ちかね「京鴨盛り」だ。
これを求めて『克ツ 高田馬場』にお邪魔したと言っても過言ではない。
鴨の様々な部位を、シンプルに焼き上げる。
お腹一杯鴨を食べられるなんて、なんと贅沢なことか。
この日はレバー、ムネロース、砂肝、ハツ、ササミの五種盛り。
じっくり待っていると、ドンッ!と到着。
凄い。
目の前にこの量の鴨が並ぶのは人生初。
色々な部位を楽しめるのも良い。
思う存分、鴨を楽しめという心の声が聞こえる。
取り敢えずこの感動は語るのも野暮、各自お店で体感されたし。
火入れも絶妙とだけ、付け加えておこう。
鴨の旨さに感動していると、常連さん達とご主人の会話が耳に入る。
どうやらご主人はカレー好きで、ご主人の作るスパイスカレーがめちゃくちゃ旨いとの事。
確かにオススメの左上にあったので、気になっていた。
腹具合と相談しつつ、「ポークスパイスベジタブルカレー」を注文。
これは通常の居酒屋さんで、〆に提供されるレベルのものではない。
素晴らしい出会いだ。
ゴロゴロ入った野菜の甘味に、カルダモンの爽やかな苦み。
マスタードシードの、仄かなナッツのような香ばしさが食欲をそそる。
豚の旨みが下支えしているから、それぞれの風味が活きるのだろう。
腹具合の言うことなんか完全無視し、一心不乱にスプーンを進める。
気がついたら完食。
こんな素晴らしいカレーに出会えて、ご主人と常連さんには感謝である。
この絶品カレー、カレー好きのパンダラボッチに食べさせたいところだ。
まさか、スパイスカレーで〆ることになるとは入店時に思いもよらなかった。
予期せぬ食との出会いも、外食の醍醐味だとしみじみ思う。
高田馬場でガッツリ飲み食いしたい人、非常にお薦めなので是非行くべし。
〆のスパイスカレーは必食だ。
ピータン木綿 拝
前回の【バル辛September〜高田馬場で待ってる!〜】はこちらから。
『一番飯店』高田馬場:4人集まれば文殊の胃袋。手塚治虫先生に愛された上海焼きそばは夕食後でもペロリと食べられる。【バル辛September〜高田馬場で待ってる!〜】
「手塚治虫が愛した料理。」
貴方はご存知だろうか?
私は知らなかった。
気になる…
なんとも食指を刺激するフレーズだ。
そんな謳い文句に、ついつい足が向いてしまう。
本当はこのまま帰っても良かったのだ。既に夕食は済ませてある。
しかし、気になる。
気になるが故、行きたくなる。
思い立ったが吉日。
今日を逃したらいつになるのか。いや、今しかない。
そうして集まりも集まったり4人の男達。
…物好きが居るものだ。笑
そうして、
ーーーー気がつくと私達は店の前に立っていた。
レトロな雰囲気漂う店先。
おっ、こんなところにバル辛ポスターが。
店内に入り、二階へと登る。
登った先には、手塚先生ゆかりの地であることを示す貼り紙がズラリ。
うまい中華屋さんの雰囲気をビンビンに感じる…
メニューはこんな感じ。
無論、上海焼きそばは頼む。
無論、他にも数品頼む。
チャーシュー
まずはチャーシューから登場。
甘めのタレと豚肉の脂に和辛子が良く合う…
手塚先生に食指を刺激された男達の箸は止まらない。あっという間に皿が綺麗になった。
特製麻婆豆腐
濃厚な味噌の甘味が美味しい此方の麻婆豆腐。
甘めの味付けで、山椒はあまり効いておらず、代わりに唐辛子の辛味がピリリと効いている。
口に入れた瞬間は芳醇な味噌の甘味が広がるが、後から辛さが追いかけてくる。
餃子
美しい皮目。非常に肉肉しい餃子。
写真からでは分からないだろうが、餡を皮が包みきれてないのだ。
なんだかお得な気分。
特製上海焼きそば
そしてついに到着、大本命の上海焼きそば。
これが手塚先生の愛した焼きそばか…としみじみ。
味は言わなくても分かるはず。
しかし敢えて言おう、絶品であると。
そして特筆すべきは具が多い点だ。海鮮とキノコと野菜がこれでもかと焼きそばに乗っている。
加えて、2人で食べても良いくらいの量が出てくるためボリューム満点。
これは食べるべき逸品だ。
あそこで帰る選択をしなくて良かった。
このフットワークと胃袋の軽さ、いつまでも忘れないでいたい。
(この後、もう一軒行ったのは秘密である。)
ご馳走様でした。
ハード系パンダラボッチ 拝
前回の記事はこちらから↓