『ノングインレイ』高田馬場:エキゾチックなミャンマー料理店には美味なる奴らが蠢いていた。どこからかレベルアップの音が聞こえてくる…【バル辛September〜高田馬場で待ってる!〜】
有識者の話というのは貴重だ。
私の友人にはミャンマーの有識者が居る。
"ミャンマーの有識者"というとめっちゃ権力持ってる人みたいに聞こえるけど、そんなことはなく、ただ単にミャンマーに詳しい日本人である。(もしかしたら私が知らないだけでめっちゃ権力者かも知れないけど。)
そんなミャンマーの有識者な友人に連れてきてもらったのがこちらのお店。
なんと、偶然にもバル辛出店のお店である。
なんという偶然か。
決して、狙ったわけではない。決して。
ちょうと前回あげた記事の『克ッ』さんの道を挟んで向かいくらいの位置にある。
店先からして、エキゾチックな雰囲気漂う。
このとき感じたエキゾチックさを後ほど全身に体感することになろうとは…
ラペットゥ
こちらはラペットゥと呼ばれるお茶の葉のサラダ。
お茶の葉でサラダとは斬新。
有識者曰く、この品は外せないとのこと。
食べた瞬間、旨味が広がる。この旨味は…なんだ?ナンプラーだろうか。豆の旨味だろうか。お茶の葉だろうか。
定かではないが、有識者の言葉通りの美味しさ。確かに外せない。
揚げ豆腐
こちらも有識者オススメの品。
調べてみると、ひよこ豆でできた豆腐らしい。
食感ははんぺんに近いものを感じる。
味自体はあまり無く、豆腐自体は食感を楽しむような感じだろうか。添えてあるチリソース的なものを付けて食べる。
これは…なんだ?
なんのサラダか忘れてしまった。(多分、豆苗かな?)
そもそもサラダだったのかすら忘れてしまった。
パクチーを避けつつ食べていた記憶だけが残っている…。
(ピータン木綿に確認したところ、ツボクサとのこと。2019.10.6追記)
ーーーーと、食べていたらあっという間に皿は空に。
追加注文をしようということになり、メニューに目をやると、何やら"エキゾチックメニュー"なるゾーンを発見。
「これは食を求道する者として食べなければならぬ。」と、半ば痩せ我慢の見栄張り大会をしつつ恐る恐る注文。
※下記、閲覧注意。
ででーん。
え、見づらい?
では、アップの画をもう一度。
ででーん。
こちらは"竹蟲"と呼ばれる蟲。を、揚げたもの。
見た目ヤバイ。これは虫ではなく、明らかに蠢いている方の蟲だ。
ピータン木綿はすかさず「漢字がいかつい方のムシやん!!!」とキレのある突っ込み。
しかし食べてみると、意外に美味い。
例えるなら、桜エビをカリカリに揚げたような味。エビフライの尻尾、的な。
食べ進めていると、だんだん見た目的にも味的にもカッパえびせんなんじゃないか?と思えてくる。
もしかしたら、カッパえびせんって竹蟲が由来になってるのか…?(絶対違う。)
パラパパッパッパ〜♪
ハード系パンダラボッチは食の求道者としてのレベルが1上がった!
モヒンガー
竹蟲に冒される頭を覚ますためにモヒンガーに手を伸ばす。
モヒンガーはミャンマーで1番ポピュラーな麺料理とのこと。
レモングラスが良いアクセント。魚の旨味を存分に感じる味わいだ。
麺はひやむぎに近い。柔らかく、油断するとプチプチと切れてしまう。
個人的には"ほうとう"のようなニュアンスを感じながら食べていた。
それにしても、さっきの蟲の印象が未だに頭の中で蠢いている…あな恐ろしや…
タピオカ
食後のデザートにタピオカを注文。
集合体恐怖症の人にはなかなか厳しい写真で申し訳ない。
製氷機で作ったであろう氷が何ともシュール。
タピオカ自体はとっても美味しい。
巷で流行ってるデカイやつも美味しいけど、こっちのタピオカも美味しい。
ココナッツの優しい甘味と小さいタピオカ達が口の中でうごめ…って、いかんいかん!表現が虫寄りになっている!
まだ奴ら蠢いてやがるッッ…!!
ってなわけで、食で新たなるSHOCKを受けた夜。
美味なる衝撃体験。
全然美味しかったので他の蟲も食べてみたいと密かに思っている私。
何事も見かけだけで判断していてはダメで、食わず嫌いをしているようでは新たなる知見は得られない、ということを改めて身体に産み付けられた夜でした。
ご馳走様でした。
ハード系パンダラボッチ 拝
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ノング インレイ
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