『ちひろの食卓』高田馬場:辛いもの好きなちひろさんと辛いもの平気なミニマリストと辛いもの苦手なめかぶ好きの私。バル辛への愛を感じた、楽しい夜。【バル辛September〜高田馬場で待ってる!〜】
「俺ここ行きたいんだよぉ〜」
と、バル辛月間開始直後からピータン木綿は私に話していた。
私は何故ピータン木綿がそんなに行きたがるのか少々疑問だった。
ただ、私は誰よりも彼の食指を信頼している人間だ。
「彼が言うのだから間違いない。彼がそこまで言うのだ、ここの店は彼と共に来よう。」と心の中で密かに決めていた。
ーーーの割には来るのが遅くなってしまったのだが、それには訳がある。
バル辛の出店店舗の中にはクレジットカードが使えないお店が数店舗あるのだ。
ここ、『ちひろの食卓』もそんなお店の中の1つ。
普段現金をあまり持ち歩かないミニマリストなピータン木綿。故に、このタイミングになってしまったわけである。
しかし、我々は来店した。ついに念願が叶う時。
趣のある外観。
入り口にバル辛ポスターも貼ってあり、入店前からバル辛への愛を何となく感じる。
店内に入ると、常連さんが2人。
ピータン木綿と2人でカウンターに腰掛け、私は緑茶ハイを注文。
緑茶ハイと店内の色が同系色で良い具合にマッチしている…ような気がする。
お通しのニラ豆腐も美味しい。
緑茶ハイを傾けつつ、次なるつまみの注文だ。
まずはめかぶ。
私の大好物。居酒屋のメニューで"もずく"or"めかぶ"or"梅水晶"があれば真っ先にそのどれか若しくは全てを頼んでしまうほど、である。
めかぶのぬめりと歯ごたえと香り、加えて昆布など連想される海藻のイノシン酸から来るであろう旨味が酢の酸味によって引き立ち、上に乗った茎わさびの辛味と風味が良いアクセント………簡単に言えば、美味い。
次は蕪と厚揚げ。
まるでお母さんが作ってくれたかのような、ほっこりとする和の味わい。
加えて、里芋のイカの煮物も来た。
こちらも定番のお袋の味。
個人的にはお袋というより、おばあちゃんの味。おばあちゃんがよく作ってくれたのをしみじみ思い出す…。
なんだか懐かしいな。。。
心に沁みる味だ。
ちひろさん曰く、「ウチは酒屋だ。」とのことで。
それを聞いて日本酒好きのピータン木綿は黙っていない。すぐさま注文。
この瞬発力、流石は相棒…。
さて、最後のつまみが来た。
そして、このつまみが今回の1番の衝撃的な出会い。
タコと唐辛子。
ちひろさんは辛いのがお好きなようで。
「バル辛なんだから、辛いもの出さないとダメよね!」と。確かにその通り。
そんな話をしていたところ、メニューに目を落とすと、タコと唐辛子の文字が。(※行ったのはバル辛期間ではありません。)タコは個人的に大好物。
「いやぁ、好物の品が多いなぁ〜。タコに唐辛子を合わせるというのも気になる。」と、興味本位で頼んでしまったが運の尽き。
もう唐辛子が辛い辛い!!しかし美味い!
辛い、でも食べたい、でも辛い!
そんな私を横目に、「あっ、辛いね〜。」と言いつつ平然と食べるピータン木綿。世の中は不平等だ。
ちひろさんとの会話に話も弾み、つまみも美味しく、辛さに身悶えてる間に時は過ぎ…
ちひろさんのバル辛に対する想いを色々と聞け、やはり店先で何となく感じたバル辛への愛は感じた通り、いや、それ以上だったなと感じた。
バル辛本番では、どんなに辛いものが出てくるのか…
楽しみでもあり、どこか恐怖も感じている、私なのでありました。
ご馳走様でした。
ハード系パンダラボッチ 拝
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