グルメ百鬼夜行「選択と集中メシ」

グルメ百鬼夜行「選択と集中メシ」

20代の男二人が、毎月決めたテーマの料理を食べまくる。ただ楽しんでいるだけの日常blog。

『shiba』高田馬場:居酒屋さんで焦らしプレイを受けて、財布の紐が爆散する話【バル辛September〜高田馬場で待ってる!〜】

居酒屋の魅力とはなんだろうか。

私は海山の幸がどちらも程よく、お酒と共に楽しめる点にあると思う。

この程よくと言うところが大切で、裏を返せばどんな料理が来ても、空間と合わせれば味わい深さに変わる。

相当ぼったくられない限りは。

 

ここ『shiba』は非常にハイクオリティな料理が頂ける、炭火焼きがウリの居酒屋だ。

外観もスタイリッシュ。
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カウンターに座り、取り敢えず日本酒を。
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頼んだのは「澤屋まつもと 守破離」。

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恐らく雄町の純米吟醸。

芯のある米の旨味に爽快な酸味とキレ、非常にバランスが良く食中酒としても良い仕事をしてくれそうだ。

ちなみに澤屋まつもとならkoconも好きだ。

日本酒が苦手...罰ゲームでしか...という人に勧める一本。

 

お通しは、鮪の漬けを炭火で炙るというパフォーマンス。
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非常に食欲を刺激する。

これではお店の思う壺。

この日は三軒まわる予定、サクッと飲んで帰ると決めたはずだ。

 

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うまい...

たった一口で終わってしまう、まるで線香花火のような儚さ。

食欲を昂らせたまま、スッと喉を通り抜けていく。

あぁ...終わってしまう。

いや、これでこの感動を終わらせてはいけない。

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「天然平目刺!」

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この歯ごたえと、舌にのる甘味。

穂紫蘇を齧りながら、日本酒片手に刺身を食べれば、この日の幸せは確定したようなものだ。

 

「炭火串焼盛合せ!」
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火入れが素晴らしい。

なかなか普通のお店ではお目にかかれないレベル。


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特にこの「トマトベーコン巻き」。

水分やフレッシュさを残しながら甘味を凝縮したトマトに、カリカリのジューシーベーコン。

ああ、幸せだ。

 

ご主人にオススメを聞くと、今の時期までの生落花生を炭火で焼いてくれるそうだ。

これは我慢できない。

もうはじめの決意はどこかに消えた。


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おお、香ばしい香り!

熱々だ。

殻を向いて一粒頂くと、「シャキッ」。

落花生からは想像していなかった音が。

 新たな発見と共に季節の味を噛み締める。

 

予想打にしない焦らしプレイに、財布の紐が爆散してしまった。

だが、素晴らしい居酒屋に出会えたので良しとする。

 

ピータン木綿 拝

 

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