グルメ百鬼夜行「選択と集中メシ」

グルメ百鬼夜行「選択と集中メシ」

20代の男二人が、毎月決めたテーマの料理を食べまくる。ただ楽しんでいるだけの日常blog。

『LA CEPA』高田馬場:スペインに行きたい男と感動のガスパチョの邂逅【バル辛September〜高田馬場で待ってる!〜】

スペイン。

それは私、ピータン木綿が旅行で一番訪れたい国である。

私は海外渡航経験が無い。

初めての海外旅行は一発覚悟を決めてスペインにするか、近くの行きたい国台湾で済ませるか、結構迷っていたりする。

まぁ、長期休みが取れない今の仕事では、スペインに行くのは夢のまた夢だろう…

 

そんな時は日本でスペインを感じるしかない。

高田馬場のスペインバル『LA CEPA』では、美味しいスペイン料理と自然派ワインが頂ける。
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そそくさとカウンターに座りメニューを眺める。


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右上にいるあのキャラクターは何者なのか気になりながらも、取り敢えずさっぱりしたものが食べたくて「ガスパチョ」を注文。
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鮮やかだ。

ガスパチョとは、スペインやポルトガルで親しまれる冷製スープ。

トマト主体の赤いものが一般的だろう。

一口すすると、あまりのフルーティーさに言葉を失う。

スイカのような爽やかな青さがありながら、非常に濃厚なトマトの旨み。

今まで頂いたガスパチョで一番美味しい。

 

ここで赤ワインも登場。

Antonita、リオハのヴァンナチュール。
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まろやかな酸味に、ベリーのような果実味。

鹿肉やレバーパテに合いそうだな、と思い「レバーペースト」を注文。
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濃厚な旨み。

粗挽きの胡椒がピリッと。

旨いなぁ。

 

ちょっとした塩気が欲しくなり「ブルーチーズとイチジクのピンチョス」を。
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うおっ!蜂蜜がかかっている。

蜂蜜とブルーチーズの組み合わせは大好物だ。

こう来たかと喜びを噛み締めつつ、ピンチョスにもかぶりつく。

とろけたブルーチーズに蜂蜜が合わさり、濃厚な旨味と甘味が押し寄せる。

ブルーチーズの特徴的な香りも上手く蜂蜜が包み込む。

ナッツとイチジクの触感がアクセントになりつつ、香ばしさとフルーティーな余韻をもたらす。

これはイチオシの旨さだ。

 

メニューを眺めていると、長谷川農産のマッシュルームが目を引く。

 グラタンを頼むべきか、それともアヒージョか。

悩ましいがシンプルにマッシュルームの旨みを楽しむなら「アヒージョ」だろう。
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ぐつぐつ煮えたぎるオリーブオイルの中で舞い踊る長谷川農産のマッシュルーム。

アツアツのまま口に入れ、噛み締めると油に閉じ込められていた旨味があふれ出し口中に広がる。

シイタケのような濃厚な旨味。

マッシュルームってこんな旨みが強かったのか、と感動を覚える。

 

そろそろデザートをと思いメニューを見ると、これまた難しい選択肢が目の前に。

プリンにするか、シェリー酒がけアイスクリームにするか。

デザートは別腹なので両方いってしまえ!!

まずは「フラン」。
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立派な硬めのプリン。

プリンは硬め派なので非常に嬉しい。

正確にはプリンとフランは由来が全く異なり別物であるのだが、ここでは深く追求しないでおこう。

卵の味が濃いフランで大満足。

 

お次は「ペドロヒメネスシェリーのアイスクリーム」。
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ペドロヒメネスは黒蜜のように濃厚な甘口シェリー酒。

これをバニラアイスにかけて頂く。

非常に濃厚な甘味ながら、上品な酸があり後味は華やか。

レーズンのような果実感のある香りも相まって、心地よい余韻が長く続く。

これは素晴らしいデザートだ。

アロスコンレチェ以来の衝撃。

 

まさかスペインに行った訳でもないのに、スペイン料理に対する認識をここまで変えられるとは…

恐るべし「LA CEPA」。

スパインに行きたい欲をより掻き立てられたピータン木綿であった。

絶対CASA JULIAN」とAsador Etxebarri」に行く、そう強く決意した夜であった。

 

ピータン木綿 拝

 

LA CEPA
〒169-0075 東京都新宿区高田馬場3-12-10 木村ビル1F
3,000円(平均)

 

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