『にじわぱん』さいたま市大宮区 【Le pain de 水無月】
この「選択と集中メシ」はコロコロと文体が変わる。
二人して、色々と記事の文体を変えながら、何が良いのか試している最中。
こうしたら面白いとか、こうしたら伝えたいことが分かりやすいとか。
最近は、この「選択と集中メシ」は僕たちの自己満足コンテンツなので、自分達にむけた日記スタイルもありだな、なんて考えている。
お店の詳しい情報発信は、また別のコンテンツを立ち上げる予定だ。
またコロコロと変わると思うが、楽しんで眺めて頂けたら非常に幸いである。
今月は旨いとんかつを求めて夜な夜な町をさまよっている訳で、パン屋さんの紹介はこのお店で最後にする。
美味しいパン屋さんは沢山ある。
美味しいパン屋さんを教えて、と言われたら、その人の生活圏に合わせたお薦めのパン屋さんを紹介する。
しかし、毎日食べたくなるパン屋さんを教えて、と言われたら、僕は大宮に行くように勧める。
大宮駅東口から徒歩10分。
再開発が進むこの街を眺めながら歩くと目に入るのは、このお店のトレードマークである美しいステンドグラス。
この日は、ご主人と奥様がいらっしゃり、「お久しぶり!元気にしてた?」と声を掛けて下さる。
埼玉で過ごした学生時代とは違い、就職に合わせて引っ越した僕は仕事もあるので、三ヶ月ぶりの訪問となった。
お二人ともお変わりない温かさで、この三ヵ月間色々あったことが嘘のように思える。
下に目をやると、自家製天然酵母パンが並んでいる。
この日はリンゴとニンジンの酵母で作ったパン。
前回来た時には無かったパンも並んでおり、いつものように予算オーバーである。
毎回買うパンがこの「ラムレーズンクリームチーズサンド」。
まるパンに、その場でラムレーズンクリームチーズを挟んでくれる。
北海道小麦の「春よ恋」を使用した、クラストしっかりめの噛むほどに旨味が出るパンと、かなり強めにラムが効いたラムレーズンクリームチーズの相性が抜群だ。
車で来られた方と未成年は控えた方が良い、とだけ伝えておく。
なかなかフォカッチャに天然酵母のイメージはないが、ここのフォカッチャはマストバイだ。
この日は三種類のフォカッチャがあったが、お昼を食べに行く予定があったので、三時のおやつ用に甘い「バナナとラズベリーのココナッツフォカッチャ」を購入。
ココナッツパルプの甘い香りが、旨いパンを食べたい欲求を刺激する。
かぶりつくと、具沢山なのにふわっと小麦が香る。
食感をしっかり残したバナナの甘味、ラズベリーの酸味。
もちろんベーグルも旨い。
生地が旨いから、全部旨い訳なのだが。
この「大粒サルタナレーズンとクリームチーズのベーグル」例に漏れる事はない。
『マルイチベーグル』さんと比較すると、ギッチリというよりはモチッギュッに近いだろう。
中にはレーズンとクリームチーズがゴロゴロ入っていて、かぶりつく場所を考える必要はない。
また、お気づきのように粉模様が可愛い。
この「伊予柑ピールのリュスティック」はお花畑である。
かぶりつくと、これまた伊予柑のほろ苦く爽やかな香りが広がる。
今年は梅雨が長く、今日も雨模様。
パンは湿気に弱い。
しかし「にじわぱん」さんのパンは、その湿気さえ吹き飛ばしてしまいそうなほど華やかだ。
梅雨を重たく感じる人は、ここのパンをかじって気分を切り替えてはどうだろうか。
帰り際、空に虹の輪を探すのも悪くはない。
ピータン木綿 拝
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にじわパン
090-1736-8908
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