『L'atelier de Plaisir』祖師ヶ谷大蔵:唯一無二のパン屋さん!パンの概念が変わります!【Le pain de 水無月】
こんばんは。
パンのクラストが大好きな"ピータン木綿"です。
今月は"皐月curry"と比較して、かなり更新頻度が下がりました。
「継続は力なり」という言葉もあるように、継続することはそれだけで差別化を生む事実があります。
気合いを入れ直して、今日の"Le pain de 水無月"をお届け致します!
今日の"Le pain de 水無月"は、
祖師ヶ谷大蔵の『L'atelier de Plaisir』さんです!
こちらの『ラトリエ ドゥ プレジール』さんは、言わずと知れたパンの名店。
なんと2019年6月30日現在、食べログでパン部門ランキング堂々の1位!!
惣菜パンはないですが、主食になるものから甘いパンまで、こだわりのパンが沢山。
自家培養の酵母と店内の石臼で挽いた小麦を掛け合わせて生まれるパンは絶品ばかり。
素材や酵母へのこだわりは様々なメディアで、ご主人の「田中祐次」さんがお話しされているので、気になる方はそちらをチェックしてください!
『ラトリエ ドゥ プレジール』さんは、祖師ヶ谷大蔵駅と成城石井学園前駅の間にあります。
恐らく祖師ヶ谷大蔵駅から歩いた方が早いです。
通り沿いにあるので見つけやすいと思います😁
そして『ラトリエ ドゥ プレジール』さんは、「ピータン木綿的パン四天王」の二店舗目!
一店舗目は南大沢の『チクテベーカリー』さんでした。
foodie-pandemonium.hatenablog.com
ようやく二店舗目が登場です。
三年ほど通っておりますが、毎回衝撃を与えてくださります。
今月はもう三回ほどお邪魔してます(それなら早く記事にしろよ、との声が...)。
入店すると、いつも元気にご主人が迎えてくださる(これも凄い)。
店内はガラス張りで、工房が見渡せるようになってます(店内撮影禁止なので写真はありません)。
厨房を見ながら、めちゃめちゃ水分量多い生地だなぁとか、あれこれ考えていると自分の注文する番に。
パンが魅力的で、ついつい買いすぎてしまいます😁
「アミティエ」
シェフの週替わりスペシャリテ。
この週は、マンゴーと三種類のベリー、二種の柑橘ピールのパンです!
トロピカルで夏らしさ全開!
フルーツがぎっしりで、持ってみると重め😂
一口食べると、これでもかと言うほどジューシー。
口に入れた瞬間はセミドライマンゴーの強い甘味が主張しますが、後からベリーと柑橘(いよかん&夏みかん?)が酸味で引き締めるから、全然くどさがなくパクパク食べれてしまう。
場所によっては、グリュエドカカオ(フランスのチョコレートメーカーであるヴァローナ社のローストカカオニブ)も入っていて、ポリポリとした触感の変化と深いコクを与えてくれる。
シンプルに言うと、「コロコロ味や触感が変わるめちゃめちゃ楽しいパン」です!笑
この特徴は、『ラトリエ ドゥ プレジール』さんのパンにかなり共通する点だと思っておりますし、他のお店にはない程の要素のオンパレード。
しかし、本当の凄さは、ここまで要素を足してもしっかり小麦の味や風味が損なわれず「パン」であることなんです。
ちなみにこの「アミティエ」は量り売りなので、一切れから購入可能です!
「パン ア ラ トマト」
オリーブオイルとバジルを練り込んだ生地に、ドライトマトを入れたパンです!
上にはチーズもかかっていて、もう間違いない組み合わせ😋
割ってみると、素晴らしいほどオリーブオイルとバジル、焼いたチーズの香りが広がります。
焼いたばかりのマルゲリータのような、食欲をそそる香り。
全然綺麗に割れていませんが、これでもかと言うほどバジルが練り込まれていることが分かります。
そして、ドライトマトが生地の水分を吸ってセミドライに。
これはもうかぶりつかずにはいられない。
焼きたてを買えたからか、かぶりつくと生地からじゅわっとオリーブオイルが。
辛味のない、非常にマイルドなオリーブオイル。
そしてチーズの塩気にトマトの酸味と旨味。
バジルとオリーブオイルの香りで食欲増進。
次の一口を我慢できない。
結局は、旨すぎてパクパク食べれてしまうってだけです笑
これは、焼きたてを食べて正解なやつ。
「パン プロヴァンサル オ フロマージュ エ ア ラ トマト」
商品名が長い😅
こちらもトマトのパン。
「パン ア ラ トマト」との違いは、やや小さいこと、ローズマリーと胡椒が練り込まれていること、そしてトマトが非常に濃厚であること(これがプロバンス風?)。
「パン ア ラ トマト」が食事パンだとしたら、こちらは酒のつまみ!
トマトとチーズの塩気がしっかり目で、粗挽きの胡椒がピリリとアクセント。
これも堪らない旨さ。
「パン オ フリュイ ルージュ 2018」
お店の看板メニューです!
6種類のナッツ、6種類のフルーツ、2種類のピール、グリュエ ド カカオ、黒胡椒が練り込まれた超具沢山なパン。
2018年バージョンは、ナッツの比率が多め。
そして一番の驚きは、パンを作る際一切水を使わず、「山葡萄果汁のみで捏ねあげる常軌を逸したこだわり!
こちらも「アミティエ」同様、量り売りなので、一切れから購入可能!
無花果やカレンツ、マスカットレーズンなどのフルーティーさが押し寄せたあと、ピスタチオやマカダミアナッツの香ばしさや旨味が広がる。
そしてなんと、胡椒のピリッとした辛味と香りが、フルーツの風味を高めている(なぜだ!?)。
これは胡椒に助演男優賞を差し上げます!
旨いね!
山葡萄果汁で捏ねているからか、生地は甘め。
葡萄というか、黒すぐりのようなコクのある風味。
これは軽めの赤ワインが合いそう!
これは是非食べてもらいたい...
腹持ち良いから、食べすぎには注意。
「ショコラ エ オランジュ」
有機の石臼引き粉を配合した生地に、オーガニックチョコレート、オレンジピール、スライスアーモンドを入れたパン。
本当にこれでもかってくらいチョコとオレンジピールが入ってます。
オレンジピール好きにはたまらないはず!
チョコレートは結構ビターなので、甘くなりすぎず、食べ疲れしないのも魅力。
オランジェットをイメージしたパンだと思うのですが、アーモンドも加えちゃうところ、好きです。
アーモンドが入るだけで味に立体感が出る。
コクというか、後に鼻を抜ける香りというか。
「季節のパン」
ココアの生地に、6種類のナッツ、二種類のフルーツ、オレンジピール、ホワイトチョコレートが入ったパン。
めっちゃ菓子パン。
水分量が多く、具材が多すぎて、パンと言えるのか良く分からないレベルでした(笑)
もうフルーツケーキに近いような。
ただ生地の触感はパン。
不思議だ…
ココアの生地に、ベリー類を中心としたフルーツの甘酸っぱさがマッチ。
”ピータン木綿”には高校時代の部活帰りを思い出させるような、甘くほろ苦い、けどちょっと甘酸っぱい青春の味に思えました。
カムバック青春‼
「ディンケル・フォルコンブロート」
お店の石臼で挽いたスペルト小麦の石臼引き粉を100%使って焼き上げたパン。
ほのかな酸味、そして噛み締めるほどにじみ出てくる旨み。
先ほどまで紹介したような具沢山なパンのイメージが強い『ラトリエ ドゥ プレジール』さんですが、こういったパンもずば抜けて美味しいです。
それは当たり前、あれだけの要素をまとめ上げる生地本体が美味しくない訳ないんです。
小麦の香ばしさや旨み、酵母が関わることで生まれる酸味や香り。
それを楽しめるパンも是非ご賞味あれ。
と言うことで、「ピータン木綿的パン四天王」の二店舗目である『ラトリエ ドゥ プレジール』さんを紹介しました。
みなさんパン食べたくなりましたか?
『ラトリエ ドゥ プレジール』さんはブログにて、その週の週替わりパンやオススメの情報を発信していますので、チェックしてみて下さい!
人気のパンは夕方頃には売り切れてしまうので、予約がお薦めですよ。
予約する場合は、営業時間後の19時ごろに電話をかけてみて下さい!
是非、神域のパンをご賞味あれ!
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ラトリエ ドゥ プレジール
03-3416-3341
東京都世田谷区砧8-13-8 ジベ成城 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1318/A131814/13050412/
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追伸
7月1日からまた新テーマで食べ歩きを続けますが、まだまだ記事に出来ていない"Le pain de 水無月"が沢山あるので、7月上旬は並行してアップしたいと思います。
前回の"Le pain de 水無月"はこちら!
↓
foodie-pandemonium.hatenablog.com