『タンハー』横浜市高座渋谷:ココナッツミルクとフライドガーリックを掛け合わせたら、心の鏡が現れた【葉月はVietnamに行きThailand】
僕には食べ歩きの師匠と呼べる方がいる。
その師匠に、
「8月はタイ料理とベトナム料理をまわろうと思います!」
と伝えたところ、
「横浜のタンハー、とにかく凄いから絶対行ってください。」
との返信。
これは行かねばと、ラボちゃん(ハード系パンダラボッチ)と友人の計三人で突撃してきた。
場所は渋谷、といっても高座渋谷。
渋谷から高座渋谷へは、東急田園都市線に乗り、中央林間で小田急江ノ島線乗り換えれば着く。
大体一時間程だ。
駅から1km程歩くと、団地のど真ん中に青いプレハブが現れた。
なにやら怪しいが、よく見ると『アジア食材タンハー』とある。
どうやらココで間違いないらしい。
一見狭そうだが、中に入ると驚くほど広い。
中はアジア食材のスーパーで、真ん中に大きいテーブルがある。
店内を眺めると、なんだか色々と気になるものが売っている。
ドリアンなども。
ちなみに飲み物は、お店にあるものを勝手に飲んで後払い。
料理もお店にあるものを使っているわけで、もう「グローサラント」と言える。
ちなみに、お客さんは8割ベトナムの方。
それもそのはず、タンハーがあるここ「いちょう団地」は11ヶ国もの人達が集まる多国籍タウン。
ここに来る途中にも、色々な国の料理屋さんを見かけた。
こちらのサイゴンの記事も明日辺りにアップするので、宜しくお願いします。
料理についてだが、メニュー含め非常に現地感がある。
「ドライフルーツなどで作ってあります。」
このサッパリと事実のみを記述したメニュー、大好きだ。
取り敢えず、食べ慣れたものを頼む。
ベトナムと言えば「フォーガー」。
サッパリとしながらも、滋味深い旨さ。
フォーが非常にモチモチ。
追いパクチーも可能な、よくある仕様。
でもこのモチモチ感は、他にはなかなか無い。
いくらでも食べられそうなくらい、スルスルと箸が進む。
友人おすすめの「バップサオ」。
真ん中のトウモロコシのバター炒め。
なんかトウモロコシがモチモチしている謎食感。
バターの香ばしさに桜エビの旨味、トウモロコシの甘さが合わさって絶妙。
これは旨い。
少し濃いめの味付けで、ビールが進む。
しかし、この日進んだのは「スーチュワハットダァ」。
スーチュワハットダァ。
ヨーグルト、パイナップル、バジルシード、アタップフルーツのジュース。
タピオカより流行ると思う。
ちなみにアタップフルーツとはこれ。
原料はサトウヤシの実。
スプーンの持ち方は謎。
何杯でも飲めるなこれは。
素晴らしき、具沢山ヨーグルッぺ。
いや、スーチュワハットダァ。
もちろん「ゴイクン」も。
バランが良い感じ。
ラボちゃんは、このゴイクンが超好みだったそう。
しかしここで急に風向きが変わる。
デザートを頼んだ僕に一番の衝撃体験。
僕が頼んだデザートは「ソイバップ」。
メニューを見る。
もう一度「ソイバップ」を見る。
塩大福はフライドガーリックの味はしない。
ココナッツミルクの甘味に、フライドガーリックとネギが絡み合う。
ココナッツミルクを堪能しようとしたら、目の前でフライドガーリックとネギが反復横飛びを始めた。
これは未体験ゾーンだ。
味を探ろうとしても、反復横飛びとさやかちゃんスプーンに気をとられ、全く集中できない。
自分の未熟さが露呈した、そんな心の鏡といってもよい料理だった。
皆様も是非お試しあれ。
ラボちゃんが食べていた「バインチュオイ」は食べ慣れた味で、めちゃくちゃ美味しかった。
バナナとココナッツミルクは間違いようがない、絶品だ。
そんなこんなでプチベトナム体験が終了。
これはまた来なければならない。
一回じゃ全く網羅できないほど、奥深く、楽しいタンハーの世界。
まだ分からないことだらけだが、一つだけ言い切れることがある。
来年の夏トレンドは、スーチュワハットダァで決まり。
ピータン木綿 拝
前回の【葉月はVietnamに行きThailand】はこちらから。