グルメ百鬼夜行「選択と集中メシ」

グルメ百鬼夜行「選択と集中メシ」

20代の男二人が、毎月決めたテーマの料理を食べまくる。ただ楽しんでいるだけの日常blog。

『タンハー』横浜市高座渋谷:ココナッツミルクとフライドガーリックを掛け合わせたら、心の鏡が現れた【葉月はVietnamに行きThailand】

僕には食べ歩きの師匠と呼べる方がいる。

その師匠に、

「8月はタイ料理とベトナム料理をまわろうと思います!」

と伝えたところ、

「横浜のタンハー、とにかく凄いから絶対行ってください。」

との返信。

これは行かねばと、ラボちゃん(ハード系パンダラボッチ)と友人の計三人で突撃してきた。

 

 

場所は渋谷、といっても高座渋谷

神奈川県横浜市大和市の間にある渋谷だ。

渋谷から高座渋谷へは、東急田園都市線に乗り、中央林間で小田急江ノ島線乗り換えれば着く。

大体一時間程だ。

駅から1km程歩くと、団地のど真ん中に青いプレハブが現れた。

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なにやら怪しいが、よく見ると『アジア食材タンハー』とある。

どうやらココで間違いないらしい。

 

一見狭そうだが、中に入ると驚くほど広い。

中はアジア食材のスーパーで、真ん中に大きいテーブルがある。

店内を眺めると、なんだか色々と気になるものが売っている。

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ドリアンなども。

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ちなみに飲み物は、お店にあるものを勝手に飲んで後払い。

料理もお店にあるものを使っているわけで、もう「グローサラント」と言える。

 

ちなみに、お客さんは8割ベトナムの方。

それもそのはず、タンハーがあるここ「いちょう団地」は11ヶ国もの人達が集まる多国籍タウン。

ここに来る途中にも、色々な国の料理屋さんを見かけた。

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こちらのサイゴンの記事も明日辺りにアップするので、宜しくお願いします。

 

 

料理についてだが、メニュー含め非常に現地感がある。

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「ドライフルーツなどで作ってあります。」

このサッパリと事実のみを記述したメニュー、大好きだ。

取り敢えず、食べ慣れたものを頼む。

 

ベトナムと言えば「フォーガー」。

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サッパリとしながらも、滋味深い旨さ。

フォーが非常にモチモチ。

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追いパクチーも可能な、よくある仕様。

でもこのモチモチ感は、他にはなかなか無い。

いくらでも食べられそうなくらい、スルスルと箸が進む。

 

友人おすすめの「バップサオ」。

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真ん中のトウモロコシのバター炒め。

なんかトウモロコシがモチモチしている謎食感。

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バターの香ばしさに桜エビの旨味、トウモロコシの甘さが合わさって絶妙。

これは旨い。

少し濃いめの味付けで、ビールが進む。


しかし、この日進んだのは「スーチュワハットダァ」。

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スーチュワハットダァ。

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ヨーグルト、パイナップル、バジルシード、アタップフルーツのジュース。

タピオカより流行ると思う。

ちなみにアタップフルーツとはこれ。

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原料はサトウヤシの実。

スプーンの持ち方は謎。

何杯でも飲めるなこれは。

素晴らしき、具沢山ヨーグルッぺ。

いや、スーチュワハットダァ。

 

 もちろん「ゴイクン」も。

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バランが良い感じ。

ラボちゃんは、このゴイクンが超好みだったそう。

 

しかしここで急に風向きが変わる。

デザートを頼んだ僕に一番の衝撃体験。

僕が頼んだデザートは「ソイバップ」。

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メニューを見る。

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もう一度「ソイバップ」を見る。

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塩大福はフライドガーリックの味はしない。

ココナッツミルクの甘味に、フライドガーリックとネギが絡み合う。

ココナッツミルクを堪能しようとしたら、目の前でフライドガーリックとネギが反復横飛びを始めた。

これは未体験ゾーンだ。

味を探ろうとしても、反復横飛びとさやかちゃんスプーンに気をとられ、全く集中できない。

自分の未熟さが露呈した、そんな心の鏡といってもよい料理だった。

皆様も是非お試しあれ。

 

ラボちゃんが食べていた「バインチュオイ」は食べ慣れた味で、めちゃくちゃ美味しかった。

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バナナとココナッツミルクは間違いようがない、絶品だ。

 

 

そんなこんなでプチベトナム体験が終了。

これはまた来なければならない。

一回じゃ全く網羅できないほど、奥深く、楽しいタンハーの世界。

まだ分からないことだらけだが、一つだけ言い切れることがある。

 

来年の夏トレンドは、スーチュワハットダァで決まり。

 

ピータン木綿 拝

 

前回の【葉月はVietnamに行きThailand】はこちらから。

www.foodie-pandemonium.com