『Baan Tum』新大久保:天才タムさんのタイ料理。新大久保で味わうバンコク気分。【葉月はVietnamに行きThailand】
【葉月はVietnamに行きThailand】が始まったわけだが、なぜだかインドネシアやらミャンマー、シンガポールに脱線してしまっている。
今月のテーマはベトナム&タイ料理。
取り敢えず、一番好きなタイ料理屋さんを紹介しようと足を運んだのは、新大久保にある『Baan-Tum』だ。
こちらの『Baan-Tum(以下バーンタム)』は、過去に二度このブログで紹介している。
foodie-pandemonium.hatenablog.com
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しかし、僕がエスニックに興味を持った切っ掛けのお店の一つであるので、外すわけにはいかなかった。
JR山手線新大久保駅から徒歩十分ほど。
若者で賑わう通りを流れに乗り歩くと、いつの間にか目的地に。
異国感すらある新大久保の街を眺めるのは面白く、この雑多な感じも嫌いではない。
階段を下った先に『バーンタム』はある。
ナンプラーとパクチーの香り漂う店内、舌に染み付く記憶が料理への期待を高める。
流石に平日の昼間ともなれば、予約なしでも席はとれるか。
夜や土日は結構混む人気店なので、予約する方が良い。
メニューにはちゃんと日本語がふってあるので、タイ語がわからない人でも安心だ。
僕は来る度に「パックブーンファイデーン」を最初に頼む。
お店の説明文を借りるなら、空芯菜のオイスターソース炒めである。
シャキシャキした空芯菜の食感に、オイスターの旨味たっぷりな甘辛いタレが合うのだ。
ちょっと味が濃いめだが、レモンサワーと合わせるとちょうど良いつまみになる。
これがなければ、『バーンタム』は始まらない。
つまみで胃のテンションを高めた所に、ガッツリ系の料理を投下する。
『バーンタム』の「ガイヤーン」は、非常にボリュームがある。
勿論、味に関しては言うまでもない。
「ガイヤーン」とはタイ風ローストチキンのことであり、タレがナンプラーとパクチーの効いたタイ仕様。
何もつけずとも美味しいが、せっかくならこのタレをジャブジャブつけて噛み締めてほしい。
そのままビールを飲めば、一瞬で東南アジアにいる気分を味わえる。
この「ガイヤーン」、このボリュームで1500円というのも嬉しい。
春雨系も欲しいなという話になり、いつもなら「ヤムウンセン」を頼むのだが、この日は気まぐれに初めて「クンオップウンセン」を注文。
エビと春雨の蒸し物だ。
鍋をそのまま渡される現地仕様。
張り付いた春雨を、こそぎ取りながら取り分ける。
そしてエビ味噌を啜りながら、春雨をかっこむ。
これはたまらない。
エビがあるだけで贅沢に感じるのは、庶民に生まれた性だろうか...
蛇足かもしれないが、こちらの蟹チャーハンの具がカニカマなのは気を付けられたし。
ただ、めちゃくちゃ旨い。
自分は庶民なので、中途半端な蟹よりカニカマの方が嬉しい。
残ったガイヤーンのタレをかけると、途端にタイ風味に変わる。
是非お試しあれ。
新大久保は韓国のイメージが強いが、エスニックやスパイスにも強い。
昔は苦手だった若者と異国情緒溢れるこの街が、今は嫌いではない。
冒頭に述べたように、面白さすら感じる。
恐らく半分くらいは『バーンタム』のお陰だろう。
ピータン木綿 拝
前回の【葉月はVietnamに行きThailand】はこちらから。
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