『Winebar Sirocco』高田馬場:薄暗い店内で1人、ワインを嗜む夜。敷居を跨いだ先には日本ワインの良さを教えてくれるバーがある【バル辛September〜高田馬場で待ってる!〜】
バーってカッコいい。
大学生くらいになると、お酒も飲み始め、だんだんとお酒の美味しさと楽しみ方も分かってくる。
「バーってカッコいい。」と思い始めたのもその頃からだ。
しかし、そう思うと同時に何となく敷居の高さも感じてしまう。
そう思ってるのはこちら側だけで、向こうは全然ウェルカムだったなんてのは良くある話。
今日はその敷居を跨ぐ日だ。
ディープな雰囲気漂う路地。
そんな路地に佇むビルの2階に日本ワイン専門のワインバー『Winebar Sirocco』はある。
階段の踊り場には、張り紙が。
下のスナックのポスターに比べて何とも控えめである。
スナックの扉からカラオケが聴こえてくる。
その賑やかな扉とは対照的に、その扉は静かに佇んでいた。
中は静寂に包まれている。
薄暗い店内。
自然と心が落ち着き、日々の喧騒を忘れさせてくれる。
(今日の写真は全体的に薄暗いのでご了承いただきたい。是非、その薄暗さから雰囲気を味わってほしい。)
こちらのお店は日本ワインの専門店。
メニューには全国各地の日本ワインがズラリと並ぶ。
大きなワインセラー。
ここに沢山の日本ワインが入っているのだ。
マスター曰く、「日本ワインは軽いものが多い。」とのこと。
それだけ飲みやすいということか。
普段なかなか日本ワインを飲まない私なので、非常に楽しみだ。
まずは、マスカットベリーAから。
確かにマスターが言っていた通り、飲みやすい。
個人的に甘味を強く感じたワインだった。
にしても…これはいい。
グビグビ飲んでしまう。
あっという間にグラスが空だ。
想定よりかなり早いタイミングで2杯目を頼んでしまう私。
続いてはピノ・ノワール。
こちらも軽やかで飲みやすい。
しかし、先ほどのマスカットベリーAに比べてキレがある印象。
程よいタンニン。そして余韻が心地良い。
合わせるツマミは、フルーツのピクルス。
洋梨と白ぶどうのピクルスだ。
フルーツのピクルスはなかなか聞かない代物。
ビネガーの酸味とフルーツの優しい甘味。ワインにぴったりだ。
鯖とトマトのリエットも注文。
鯖とトマトが相性抜群。鯖の旨味とトマトの酸味。
これはワインが進む進む。
パンにつけて食べるので満足感も程よい。
"デラウェア"のワインというのが気になり、3杯目に突入。
デラウェアの白ワイン。
今宵、最も軽やかに感じた品。
3杯目とは思えない感覚。意識してゆっくり飲んだが、意識しなければクイッと飲んでしまいそうになる。これは美味しくて危ないお酒だ…笑
奥深き日本ワインの世界。
その一端を垣間見ることのできる貴重なお店だと感じた。
事実、私の日本ワインに対する価値観を変えてくれた。マスターとバル辛には感謝である。
マスターとの談笑も楽しく、あっという間に時間は過ぎ、そろそろ帰ろうかという時間に。
またいいお店と巡り会えた。ワイン好きの友達を連れてきたいものである。
帰り際、店の外までわざわざ見送ってくれたマスターの笑顔は、薄暗い店内とは対照的に燦然と輝いていた。
ご馳走様でした。
ハード系パンダラボッチ 拝
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ワインバー シロッコ
03-6265-9097
東京都新宿区高田馬場2-19-8 阿部大竹ビル 2F
https://tabelog.com/tokyo/A1305/A130503/13220844/
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