『Bintang Bali』大久保:蒸し暑い夏の夜。革靴で駆け抜けたサマータイムメモリー。【葉月はVietnamに行きThailand:番外編】
この日、私は焦っていた。
何故なら、ピータン木綿と友人との会食に遅刻をしていたからだ。
理由は仕事上でのトラブル。
致し方無いが、それは決して焦らなくて良い理由にはならない。
とにかく急いだ。
指定されたのは大久保のインドネシア料理屋さん。
しかし、私はそのとき割と余裕が無かったのだろう。
大久保駅の近くにあるこちらのお店を、新大久保駅の近くにあるお店だと勘違いしていた。
お陰で新大久保駅の近くを5分近くウロウロしてしまった。
蒸し暑い日本の夜を革靴で駆け抜けた。
ビルの三階。汗だくで階段を上る。
登っていくと、インドネシア・バリ料理の文字が。
食べたことないな…
と思いつつ、木製の扉を開ける。
奥に、友人達の姿。
遅刻したことを歯牙にも掛けない、気のおけない貴重な友人達だ。
すでにある程度の腹拵えを済ませていたようで、テーブルにはいくつかの皿が。
オススメを聞くと、「シシカバブとナシゴレンが美味しかった。」とのこと。
それらを注文し、友人達と談笑しながら待つ。このひと時がなにものにも変えがたい。
料理を待つのもあっという間だ。
到着したシシカバブ。焼き鳥のような見た目。
羊の肉は柔らかく、ラム特有の香りが心地よい。
タレは甘く、見た目も相まって焼き鳥のタレのような感覚だ。
お次はナシゴレン。
初めて食べたが、チャーハンのような感覚だ。
ピリ辛の焼き飯が食欲を増進させ、スプーンを口に運ぶ手が止まらない。
名前は聞くけど、食べたことない料理のうちの1つを食べることができた。誘ってくれた友人に感謝だな。
そして何気に添えてあるおせんべいのようなものが、新食感でなかなか面白かった。
ーーーと、味わっているところへ店員さんがやってきて「もうそろそろお店を閉める時間なので…」と一言。
あちゃー、もうそんな時間だったか。
私が遅刻したが故のこと。仕方ない。
残った飯を大急ぎで胃袋へ運び込み、席を立つ。
友人の1人が最後まで食べるのを手伝ってくれた。有難い。
店員さんに謝罪と感謝を伝えつつ、店を出る。
生ぬるい夜風が私達を包みこむ。
インドネシアはどんな風が吹いているのだろうか。私はふと、気になった。
ご馳走様でした。
ハード系パンダラボッチ 拝
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ビンタン・バリ
03-6886-4439
東京都新宿区百人町2-27-3 橋本ビル3F
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foodie-pandemonium.hatenablog.com