グルメ百鬼夜行「選択と集中メシ」

グルメ百鬼夜行「選択と集中メシ」

20代の男二人が、毎月決めたテーマの料理を食べまくる。ただ楽しんでいるだけの日常blog。

『とんかつ檍 蒲田店』蒲田:ここのとんかつを食べる為だけに蒲田に行く価値がある。肉の甘味たっぷりの絶品ひれかつ。それはまるで赤ちゃんの柔肌のようだった…【とんかつ文月】

 

少し前の記事で私が、

「蒲田にはとんかつの二大巨頭がいる、と個人的に思う。」

と話していたのを覚えているだろうか。

 

一つは"丸一"。

もう一つは"檍"である。

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とんかつ檍の蒲田店。

"檍"と書いて"あおき"。ここ、蒲田店には以前よく来たものである。

このお店のとんかつで味わった感動は未だに忘れられない。

 

最近はめっきり足が遠のいてしまっていた。

大門と銀座にもあるようだが、なんだかそちらには気が向かない。行くならやっぱり蒲田。

ということで、待ちに待った久々の檍。

 

入店すると、以前伺った時にはオーダー取りをしていた店員さんが店長の名札を付けて厨房に立っている。

時の流れを感じでしみじみすると共に、

「あぁ、頑張って出世したんだなぁ」となんだか嬉しい気分に。

私も頑張らないとな、と活力をもらいつつ、静かにとんかつを待つ…

 

まずは豚汁から。

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一口飲んで感じたのは、甘味である。

白味噌の甘味、野菜の甘味、豚の甘味。

そうだ、檍はトンカツも豚汁も甘いんだった。その自然な甘味が個人的に好きなのだった。そうだそうだ、思い出した。

 

そうこうしているうちにとんかつが到着。

例によって例のごとくヒレカツである。
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仄かにピンクの残った断面は、まるで赤ちゃんの柔肌のよう。
そして見た目通りに、いや、見た目以上にしっとりと柔らかく、しかしそれでいてしっかりと食べ応えもある。

サクサクの衣を一口喰むと、肉の甘味が口の中いっぱいに広がる。

脂の甘味はとんかつに於いてよく感じるところではあるが、檍のヒレカツは脂身がほとんどないため肉そのものの甘味が味わえる。

 

私はこのとんかつの味が大好きだ。

力強い肉の甘味。それは何もつけなくても十分すぎるほどの味。

故に、甘めのソースだと若干味がぼやけてしまうと個人的に感じる。だから私は好きなのだ。何故なら、醤油がとても合う。

醤油をかけることにより、林SPF豚の甘味が醤油の塩味と風味でさらに引き立つ。こうなるともう手が止まらない。

あっという間に完食。夢のひと時は一瞬だ。

 

働いてる人の移り変わりはあれど、その味はしっかりと受け継がれている。

前も今も変わらず、大好きなお店である。

また近いうちに来よう。

 

ご馳走さまでした。

 

ハード系パンダラボッチ 拝

 

とんかつ檍 蒲田店

食べログ とんかつ檍 蒲田店

 

前回の"とんかつ文月"こちらから。

 

foodie-pandemonium.hatenablog.com